ハッピーネットのblog

2021年12月

2021年9月に慌ただしくブログを始めましたが、
やっと投稿にも慣れてきました。
まだまだつたないですが、ご覧いただきました皆様には
心よりお礼を申し上げます。
また、来年も引き続きよろしくお願いいたします。

ところで、(一社)ハッピーネットが愛知県地区の事務局を担当した「だれでもピアノ研究」の調査のことが12月22日に東日新聞に掲載されました~~。
愛知県三河地区を中心とした新聞です❤
新聞掲載3






「だれでもピアノ」効果検証 | 東日新聞 (tonichi.net)

だれでもピアノは、東京藝術大学COI(センターオブイノベーション)拠点インクルーシブアーツ研究グループとヤマハの共同開発した「自動伴奏機能付きピアノ」です。

調査は神奈川県の横浜地区でも実施されていますが、愛知県の調査は豊川市のおとわの杜と、名古屋市のソーネ大曽根の2か所で実施しました。
20210929-2

←ソーネ大曽根で、だれでもピアノのレッスンを受ける被験者さんの様子
既存の電子ピアノにアプリをダウンロードして、演奏しています。
















新聞記事は、おとわの杜からの発信です。
記事にはハッピーネットのことも記されていたので、喜びもひとしおです~~。

記事より抜粋↓↓↓
おとわの杜での検証は、名古屋大学を通じて依頼があった。研究は東京藝大とおとわの杜を中心に、ピアノ指導や検査のデータ解析などで、名大と愛知県立芸術大学、一般社団法人ハッピーネットなどが協力した。」

新聞掲載










新聞掲載2









下記の写真は、おとわの杜に東京芸術大学の新井先生と佐藤先生が見学に来られた時の打合せの様子です。

KIMG0810
左から、佐藤先生、山田さん(おとわの杜)、新井先生、
愛知県芸術大学ファシリテーターさん






レッスン最終日だったので、修了証を手にしたファシリテーターさんと被験者さん。
お二人とも満面の笑顔でした。

FB you








「STI for SDGs」アワードで文部大臣賞を受賞した直後だったので、
事務局からお祝いのカードを送らせていただきました。
このことは、以前のブログでも紹介いたしました❤
記事の編集 | livedoor Blog (blogcms.jp)
KIMG0811 (1)










お知らせ
2022年2月5日11時~愛知県北名古屋市済衆館病院にて、グランドピアノでだれでもピアノを弾こうというワークショップが開催されます。東京藝大新井先生も来られます。「だれでもピアノ」を体験したい方は、ぜひお越しください。申し込みは不要です。
チラシ表



















チラシ裏



















感想
ハッピーネットとして関わったことが、こうやって新聞に掲載されると、なんだか嬉しいですね~。
事務局としての仕事はまだまだ残っていますが、これからも頑張ります❤❤❤



柴田崇徳博士から下記のブログに関する追加情報をいただきました~~

デンマーク勧告



デンマーク国家生命倫理委員会による「ソーシャルロボットに関する勧告」(2007年)











🌿柴田先生からの追加情報 その1🌿

デンマークでは、2006年〜2008年に認知症ケアに関する国家プロジェクトの「Be Safe」プロジェクトでパロが評価されました。
その際に、パロがとても評判良かったために、ロボットが社会生活に入ってくることを皆が考え始めました。
そこで、「デンマーク国家生命倫理委員会(Danish Council on Ethics)」で、パロを中心にSocial Robotsに関して、2007年に半年以上、議論されて、勧告が出されました。

デンマーク









これらのことについては、第1回アザラシ型ロボット「パロ」によるロボットセラピー研究会に詳細が書かれています。
下記からダウンロードできますよ~

untitled (intelligent-system.jp)


パロ研究会





















🌿



柴田先生からの追加情報 その2🌿

 
多くの先進国が、インターネット上のサービスで、顔認識を
禁止することを企業が約束し始めているとのことで、下記のサイトを紹介していただきました
https://news.yahoo.co.jp/.../kazuhirotaira/20211105-00266608

顔認識削除










オーストラリアのプライバシー当局は3日、
AI顔認識サービスを提供する米ベンチャー、クリアビューAIに対し、
プライバシー法違反だとして、
国民の顔画像と関連データの削除命令を行ったことを明らかにした


その他に・・・
米国、ドイツ、スェーデン、カナダなどでも動きが出ているようです。


感想

デンマークの事例のように、社会で実装される前に様々な視点で議論するという視点が、日本はまだまだ乏しい気がします。最近こそ、個人情報や人権に対して関心が高まっていますが、まだまだ関心は低いです。

 かくいう私も、柴田先生から指摘されて初めて「あ!!」と気づく程度ですので、これから勉強していこうと思います。よろしくお願いいたします

以前、ブログでも紹介したパロを導入している
分散型サービス付き高齢者向け住宅「ゆいま~る大曽根」のAさんの最新情報です。

パロのさくらちゃんが重くて抱っこできないというAさんは、
この数か月間、桜ちゃんを抱っこする練習をしていました。

1週間前に立ち寄った時も、私がさくらちゃんを支えることで、
Aさんはどうにか抱っこをできた状態でした。

しかし、1週間後に送られてきた画像と動画には、さくらちゃんを一人で
抱っこするAさんの姿がありました。
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私が立ち寄った翌日、Aさんはさくらちゃんに「先生に抱っこされて良かったね」
と何度も話しかけていたそうです。
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自分でさくらちゃんを抱っこしたくなったのかしら??
Aさんの動画は、下記URLから見られます。(1) Facebook 

参考
以前にも投稿しましたが、参考までに再掲します。
1年前に、Aさんのパロをカートに乗せて散歩している様子を、
「みんなの認知症マガジン」に紹介をしました。

認知症マガジン











当時、コロナ禍で運動量が減ったこともあり、転倒することが増えたAさんに対し、
職員がカートでの散歩を勧めたものの拒否されて、困っていました。

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Aさんが、パロをとてもかわいがり、気づかっているのを見て、
「パロをカートに乗せて日向ぼっこさせませんか?」と職員が提案したところ、
大喜びで散歩をするようになりました。

体調の良い日は、30分くらい散歩をするようになり、
お陰で転倒の回数が減ったとのことでした。

パロの散歩20210622
←夏には、Aさんはさくらちゃんのために麦わら帽子を
購入したそうです。










感想
高齢者の自立支援には、「本人がしたい」ということを見つけ出し、それを目標に働きかけることが大切だということを、改めてAさんから学ばせていただきました。
ありがとうございました。






















2022年 2月  9-10日 次世代ものづくり基盤技術産業展 TECH Biz EXPO 2022
2月8日午後 ロボット・AIシンポジウムにて、パロの話をさせていただきます。
また、8日-9日は、吹上ホールにてパロのじっくり触れ合い体験をする予定です。

認知症周辺症状を軽減させる アザラシ型ロボット「パロ」
~「パロ」を扱う人の研修と地域での「パロ」活用の実際~
スライド1









セミナー3
次世代ものづくり基盤技術産業展 TECH Biz EXPO 2022 















講演の内容予定
アザラシ型ロボット”パロ®”(以下、パロ)は、柴田崇徳工学博士(産業技術総合研究所)が開発した人工知能を搭載したロボットである。海外で実施された複数の無作為化比較試験による研究や治験等から、パロとのふれあいが、認知症者の興奮、うつ、不安等の周辺症状や、痛みを改善することが報告されている。パロは日本では介護ロボットであるが、欧米では「医療機器」であり、向精神薬の代わりに処方されており(米国)、パロを扱う人の研修体制も整備されている。

我々は日本において、2019年から6時間の、2021年から1時間の研修を開催している。本講演では、パロのセラピー効果の研究、日本での研修や事例などを紹介する。

セミナー1

















質疑応答含めて1時間なので、話したい内容が盛りだくさん過ぎて、
どのように絞り込むかに頭を悩ませているところです。




第2回フランス・パリ・サミット(2021年11月11日-12日)
柴田先生の講演内容の紹介 第4弾 最終回

今回は、「ソーシャルロボットに関する倫理的問題」
特に「インターネット接続とプライバシー」について
柴田先生の講演の話だけでなく、追加情報を加えて紹介したいと思います。

オフライン










これまでの投稿
第2回パリ・サミット概要:人工知能に関するグローバル・パートナーシップ
柴田先生の講演内容 その1
 世界で活躍しているパロの紹介 ② パロの研修の様子 
柴田崇徳先生の講演 その2 パロのエビデンス
柴田崇徳先生の講演 その3 医療機器として活躍するパロ


では、本題に入りまーす

講演で使われた上記のスライドは、
デンマーク国家生命倫理委員会による
「ソーシャルロボットに関する勧告(2007年)の概要を示しています。
下記のサイトで閲覧可能です。山内繁訳 www.f.waseda.jp/s_yamauchi/Robot/

<勧告の概要>
介護と治療のためのソーシャル・ロボットと福祉機具 
製品責任とソーシャルロボット
ソーシャル・ロボットが内に心を持つふりをする時
ソーシャル・ロボット、監視、プライバシー

と・こ・ろで、
世界的にソーシャル・ロボットは、下記の2つに分類されます。
 カメラ機能を搭載し、インターネットに接続し、情報をクラウドに保存しているもの
(例:AIBOやLOVOTなど)
カメラ機能やインターネット接続はせず、ロボット本体に情報を保存するもの
(例;パロ)

スライド1

←私(堀)が作成し、パロ・トレーナー(中級)養成講座で使っているものです。






デンマークの勧告の「ソーシャル・ロボット、監視、プライバシー「」では、
ソーシャルロボットのインターネット接続や外部での情報の保管は、プライバシーと個人情報を「権限のない者に開示してしまう」可能性があることを指摘しています。

確かに、インターネット接続のソーシャル・ロボットを自宅で使うということは、日常生活をカメラで撮影され、外部に情報が保管されるのだから、その情報の扱い方や行方が気がかりですね~~

そして、この勧告は下記のように結論付けています(スライド参照)
🌸外部との接続は最小限にするように 
🌸接続するときには高度の機密保護が求められる

スライド2








追加情報
WIRED日本語版
「触れ合えない時代」のいま、コンパニオン ロボットが注目されている」2021年8月20日

 記事の末尾に@プライヴァシーと倫理上の懸念」が紹介されてたので、概要を紹介いたします。
wired 日本語版












  高性能なコンパニオンロボットの多くは、ユーザーへの反応をカスタマイ
ズするために情報を収集しており、都合のいい監視装置になりうる。
   カリフォルニア・ポリテクニック州立大学のカーペンターは、コンパニオンロボットについて「プライヴァシーの問題もいくつかありますし、倫理的な問題になりかねない点もあります」と話す。
  「ユーザーが認知症を患っていて、リスクを認識できない場合は特にです。
  現在ある多くのコンパニオンロボットは、情報をクラウドではなくロボットに保存するなど、セキュリティー面にも気を遣っています。それでも、こうした懸念は頭に入れておくべきです」
  パロや ElliQ のメーカーをはじめとするコンパニオンロボットを扱う企業の多くは、こうした懸念を真剣に受け止め、プライヴァシー保護の施策を導入しているという。
  例えば、パロは情報をローカルに保存し、インターネットにも接続できない。
  ElliQ は情報をクラウドに保存する場合もあるが、スクーラーによると Intuition Robotics は、こうした情報を保護するために「いかなる労も惜しまない」という。


感想
個人的に、ソーシャル・ロボットがカメラ機能を持ち、情報を外部で保管されるのは、「気持ち悪い」と感じていました。しかし、日本でも真剣に考える時期に来ている気がします。😿😿😿

特に、外部保存した情報を、誰がどのように扱うのか、情報流出をされることはないのかなどなど・・
深く考えることがなかったと反省いたします。

パロ・トレーナー(中級)養成講座でも話せるようにしなくては


スライド3
←パロハンドラー研修の資料として使っています。







ところで、デンマークは、2008年にパロの販売が始まり、国営の高齢者施設に積極的に導入をしています。この勧告がでたのは2007年で、この勧告にはパロのことが頻回に書かれていました。
まだ、きちんと読んでいませんが、今後に向けて丁寧に読もうと思っています。

















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