ハッピーネットのblog

カテゴリ: セラピー用パロについて

まめ母ちゃんです

ポーランドに向かったパロたち🦭
その後どのようにすごしているのかな?
そう思っていたところ、
北日本放送や、日テレ系列
NHKのニュースで流れたとのこと


動画を是非見てください!
カウンセリングを受ける子ども達、幼稚園の子ども達がパロと触れ合っています。
はにかんだ表情や笑顔がみられます

今後は大人へのカウンセリングも
パロを用いて行われるようです

(北日本新聞)



パロは言語だけではなく、
非言語のコミュニケーションも得意
言語が通じなくとも、撫でられ方や
抱きしめられている力加減、
こちらからの声掛けの抑揚などに合わせて
声を発したり、手足をぱたぱたします

記事内にあるように

避難したウクライナ人の子どもたちが通うワルシャワ郊外のラシンの公共幼稚園では「パロがあると、ウクライナ人とポーランド人の子どもたちが共に喜ぶ。
ワルシャワとポーランドの子ども達の双方が交わるきっかけになった。

ポーランドの医療機関では、PTSDを抱える子どもなどが、パロを抱きしめることで変化が見られる。  医療機関の会見(ウクライナ出身の心理学者)  「繊細になっているところをリラックスできるようになって接することが簡単になった」  パロは、ワルシャワ郊外の幼稚園でも活用され、多くの子どもたちが触れ合っています。  今月、ウクライナのコルスンスキー駐日大使は、東京で講演し、「日本にはソフトパワーで復興を支援してほしい」と述べました。 (引用終わり)

日本からのソフトパワーでの支援
パロレンジャー達も応援📣したいと思いますIMG_6231

シンガポールで医療機器として販売が始まりました~。
これまでの経過を紹介しますね~
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 2013年12月~ 臨床評価開始
 デイケアサービスセンターと、現地のナーシング・ホーム等で、
特に認知症高齢者に対するセラピー効果を検証してきました。
認知症高齢者向けのデイ
ケア


ービスセンター
と、
現地の
ナーシング・ホーム(日本
の特別養護老人ホームに相当)
において、パロの臨床評価を実施し、
特に認知症高齢者に
対する

2015年~ シンガポール政府ファンドによるパロの導入支援の開始
 高齢者向け施設へのパロの導入支援として、70%補助(2017年)、
85%補助(2019年)

<参考資料>
① パロアジアで本格展開プレス発表資料 (expydoc.com)
②   C410523パロ抄録集_本文.indd (intelligent-system.jp)  p9
③ paro-therapy10.pdf (intelligent-system.jp) p16

 2021年8月 Changi General 病院での取り組み メディア紹介
 Changi General 病院ではロボット50台以上が導入されています。
シンガポールのハイテク病院で50台以上のロボットが働いている - CNN
シンガポール










記事の中で、医療支援およびロボット技術センター(CHART)のディレクター
 Selina Seahさんはパロについて下記のように述べていました

🍒「パロは、ストレスや不安を軽減してくれるので、
病院は認知症患者への鎮静剤の使用を減らすことができました」

スクリーンショット (2527)
→この記事に掲載されていたパロの写真。
日本の様子に見えるから、
Changi General 病院では、導入されていないのかな??







ところで、Changi General 病院では、
外科手術を手がける医師の支援や、手術中やリハビリ中の患者のサポート、
数十台の移動型ロボットが清掃のほか、医薬品や物品、患者のカルテなどを
搬送しているそうです。

凄いですね~~。

スクリーンショット (2526)










メーカーが異なる複数のロボットが病院内で“ロボット立ち往生現象”が問題に
なっているそうです。

想像したら、笑ってしまいました。

ロボットが活躍する「密度」が増すにつれ、機械同士のコミュニケーションが重要になる | WIRED.jp
 
 今後のシンガポールでの期待
 医療機器としての販売開始になったので、病院での導入や在宅医療での利用等、
パロの応用範囲が広がることを期待したいですね~ 


 感想
   アジアでのパロの展開は目が離せないですね~~🥰🥰

 補足
アジアでのパロの販売等は、 2014年からIDS Medical System 社(IDSMED)が
販売代理店となって、パロの導入時の研修やメンテナンス等のサービスも提供しているようです。


youtube「ヘルスケアヒーローズ」をご視聴くださった皆様へ。
YouTubeアップされました! : ハッピーネットのblog

パロの開発者の柴田崇徳博士から、
欧米での向精神薬の使用制限とパロの導入について、
補足説明をいただきました。(^^♪

パロと向精神薬









14:20~ 海外では医療費や薬代が高いから非薬物療法にしようという
動きがあるということをお話ししました。
この件について、「パロの処方が薬代よりも保険点数が高いなら、
医療費の抑制にならないなあ~」と自分でも引っかかっていました。
柴田先生の補足説明のお陰で、整理ができました。❤❤
パロと向精神薬2









下記、柴田先生の説明です。

欧米では、向精神薬は副作用の問題があるので投薬を減らすことが
義務付けられています。
このことが、海外でパロの導入が進む理由になります。
薬代を減らすことは経済的な費用対効果としてわかりやすいのですが2番目の理由です。
例えば、イギリスのNHSでは、認知症の興奮、抑うつ、不安、痛み等の「周辺症状」に対して、
まず最初に非薬物療法を試し、効果が無ければ向精神薬の投薬が許可されます。
その非薬物療法として、「NICEガイドライン」の「認知症」の「非薬物療法」に、
唯一、質が高いエビデンスがある療法として、パロが掲載されています。


さらに!!
柴田博士から、”向精神薬がなぜ問題なのか??””について、
参考となるサイトや本の紹介をいただいています。

これについては、また次回紹介いたしますね~~。
 

パロと視覚障がい児との触れ合い
数年前に、障がい児を対象としたアザラシ型ロボット「パロ」との
触れ合い体験をしたことがありました。

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←入口














FBアップ用

←中の様子。









視覚障がい児が多いとの情報を事前にいただきましたが、
子どもたちに、どうやって「パロ」のことを伝えたら良いのか、
かなり悩みました。

点字の案内が必要なのか???
視覚に頼らずにパロを理解してもらうにはどうしたらいいのか???

ネットで検索をしまくり、ソーシャリー・エンゲイジド・アート(SEA)
という概念を知りました~。
スライド2








もともとパロは、「アートとテクノロジーの融合物」として
開発されたロボットです。

海外では、美術館に展示されたりしています(エヘン)。

ということで、パロを芸術作品として捉え、
パロをじっくりと鑑賞してもらうことにいたしました~~

なお、ソーシャル・エンゲージド・アートについては、
後日、詳しく紹介しますね~~。
スライド5








ブログ用











一般触れ合い4










ところで、印象深かった視覚障がい児の子と
お母さんの話を紹介いたします。

その子は、カーペットに座わるなり、1体のパロを両手で抱きしめ、
顔をパロの胴体にうずめて、パロの頭を両足に挟んだ姿勢で、
長い時間、身動きひとつしませんでした。

パロもじーーと静止状態で、お母さんは隣で不安そうに座っていました。

時々、パロは寝てしまうことがあるので、「寝たのかな?」と思い、
近寄ってパロに触れてみました。

ところが、な、なんと。。
パロはぶるぶると全身を振動させていたんです~~。

お母さんに安心してもらおうと思い、
「ふたりで静かに会話をしているようですね」と伝えたところ、
お母さんは怪訝そうな顔をしました。

パロが振動していることを伝えて、触れてもらい、
改めて、「こうやって、二人だけで会話をしているんですね。」
と伝えたところ、お母さんは涙ぐんでいました。

周囲は騒がしいのに、そこだけ静寂に包まれているようで、
とても神聖なものを見ているようで、とても心が洗われました。

時間になったらその子はすくっと立ち上がって、黙って去っていきました。
私はその姿に圧倒されて、パロの感想を聞くのを忘れてしまいました。

でも、パロとその子が触れ合っている様子そのものが、アートだなあと
思った出来事でした。

ちなみに、自宅で我が家のCOCOに同じ姿勢で触れ合ったところ、
手足をじたばたして、「いやーーん」と鳴きまくり、
じっとしてくれなかったので、諦めました。

パロの触れ合い体験の活動をしていると、
こんな素敵な場面に出会うことができるので、
なかなかやめられません。

















豆母ちゃんです

3月以降のパロハンドラー研修会
日程が決まりました



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こちらの研修会は、パロが手元にいなくても、スイッチの入れ方や基本的な操作方法、
また、施設等で活用例等、基本のきとなる内容となっております。
受講料は無料

3月5日は第8世代の「タママちゃん」が
登場します

申し込みはこちらまで↓↓↓



みなさま
お待ちしております

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