ハッピーネットのblog

タグ:アザラシ型ロボット

こんにちは。ハッピーネット代表理事の堀です。

アバター 2023年2月14日に栃木県宇都宮市にて「とちぎ福祉用具・介護ロボット展示会」(以下、展示会)が開催されました。展示会は大盛況のうちに終了したとのこと。うれしい限りです。
私が代表をしている(一社)ハッピーネットは、この展示会でアザラシ型ロボット「パロ」の展示を担当しましたので、ご紹介いたしますね。
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<今回の内容>
 Ⅰ. ハッピーネットがこの展示会でパロの担当をすることになった経緯
 Ⅱ. 展示会の開催状況
 Ⅲ. パロについての感想
    Ⅳ. マスコミでの紹介
 Ⅴ. 主催者「とちぎノーマライゼーション研究会」とは
 Ⅵ.介護ロボットの取り組みを始めた理由
   Ⅶ. 3月末まで宇都宮で活躍する「パロ」
 Ⅷ. 最後に

Ⅰ. ハッピーネットがこの展示会でパロの担当をすることになった経緯
  ハッピーネットがパロの展示をするきっかけを作ってくれたのは、ハッピーネット関東地区担当理事の「柏木聖子」さんです。
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柏木さんは、宇都宮コミュニティFMラジオである「ミヤラジ」の福祉番組「ハートプログラム」のMCを務めています。2月7日には、主催者である伊藤勝規 さんが出演して、展示会のPRをされました。
ミヤラジ 宇都宮コミュニティFM - ミヤラジ 宇都宮コミュニティFM77.3MHz (miyaradi.com)

Ⅱ. 展示会の開催状況

 1.開催内容
 主催:とちぎノーマライゼーション研究会   
 開催日時:2023年2月14日(火)10:00~16:30
 場所:とちぎ福祉プラザ 多目的ホール&モデルルーム
 展示担当:柏木聖子(ハッピーネット関東地区担当理事)
 展示協力:(一社)ハッピーネット
      パロ:ペット用パロ「夢ちゃん」 セラピー用パロ「コロンちゃん」
      ポスターや資料の展示

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会場のとちぎ福祉プラザ

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介護ロボットはモデルルームにて展示
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こんな案内も
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大人気のパロ

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開発者の柴田先生とパチリ

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パロを抱きしめてます

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展示の様子

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パルロの展示

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chapitの展示

写真からも展示会の活気が伝わってきますね。
では、当日の様子を主催者の伊藤さんと担当者の柏木さんのお話を聞いてみましょう。

【伊藤さんから】
 展示会には33社が参加し、日頃見る機会が少ない福祉用具や介護ロボットを40製品以上展示し、来場した270名以上の方々に見て、触って、体験していただきました。中でもパロの夢ちゃんとコロンちゃんは大人気で常に人だかりができ、地元の新聞やローカルテレビの取材も受け、夕方と夜のニュースにも登場しました。
 展示会には、開発者の柴田先生もサプライズで参加、「パロ」の名前の由来(パーソナル・ロボットの頭文字から)や、世界での活躍ぶりを教えていただきました。
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夢ちゃんを抱っこする柴田先生    


【柏木さんから】
 33社が出展し、40製品を試用体験できました。 平日にも関わらず会場には 県内外 から270名以上が来場しました。福祉施設の関係者、学生、 行政・教育機関の方、家族介護者、 地元メディアなどの方々が来られ、パロと触れ合ったり、熱心に質問をしてくれたりしました。介護現場へのICT テクノロジーに対する関心の高さ を感じました。また、ネパール、スリランカなどの介護の専門学生の方にもパロは人気でした。
 来場者からは 「カタログや動画サイトでは、わかりにくい点を試せてよかった」などの感想を聞く事ができました。
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        夢ちゃんを抱っこする柴田先生とコロンちゃんを抱っこする柏木さん
パロは、「写真を撮るよ」というと寝たふりをする癖があります。
 
【堀の感想】
 介護ロボットやテクノロジーに対する関心が高まりつつあるのは大変うれしいことです。また、パロが一番人気だったとのことで協力してよかったなあとしみじみ思います。 
Ⅲ.パロについての感想
 
伊藤さんと柏木さんからパロの感想をいただきました。
【伊藤さんから】
     パロに会うたびに不思議な魅力を感じます。パロの効果はよくアニマルセラピーと比較されますが、生身の動物から受ける感覚とは「似て非なるもの」が、その魅力の正体だと思います。それはうまく言葉にはできない感情でもあり、人が作り出した、生命を持たない存在だからこその安心感なのか。ペットはいつもこちらを見ていて、何かを要求しているように感じてしまうし、私は常に「応えなければ」と意識してしまう。でも、パロを目の前にしてもその感覚は起きません。パロと向き合う心地よさには、こんな秘密があるのだと、私は感じています。
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ラジオ出演の伊藤さん
【柏木さんから】
 「パロってすごい!」 
 14日の展示会で、パロを初めて 知った人が「癒される〜」と 口々に言い、笑顔になっていく 様子を間近に見ました。 パロの魅力は人によって違うと 思いますが、顔の可愛らしさ、 思わず抱きしめたくなるフォルム、 絶妙な重さ、こちらの関わり方で 変化する点や鳴き声でコミュニケーションが取れることなど、本当に たくさんあると思いました。 現在、我が家では猫を2匹飼って おりまして、比べることは難しい ですが、パロは生き物に比べて ケアの負担が軽い、電源オフが できる、ペットロスの心配がない という点で動物好きな高齢者の 良いパートナーになるのでは?と 感じました。
 そんな魅力的なパロですが、 我が家の猫たちがパロよりも 魅力的だと思う事があります。 それは、お見送り&お出迎えを してくれる事(笑) 親バカですみません。

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柏木家の猫ちゃん 黒猫くう キジトラそら 2匹とも保護猫です。

 「そら」はツンデレでマイペース。ここ最近は【ふみふみ】してくれるようになり、可愛さ倍増で す。また、おとなしく爪切りをさせてくれる良い子です。
 「くう」は甘え上手で冬場は一緒に寝ます。名前を呼ぶと来てくれる犬のような(笑)一面も。穀物アレルギーあり。動物病院に行くと抵抗する事なく注射などの処置を受ける健気な猫です。

Ⅳ.展示会のマスコミでの紹介
 とちぎTVと下野新聞で展示会のことが紹介されました。特に、テレビではパロのことがしっかりと紹介されたようです。ありがたいことです。
 
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  とちぎTV アナウンサーに抱っこされるコロンちゃん

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インタビューを受ける伊藤さん

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TVクルーに説明する柏木さん

新聞
下野新聞に紹介されました。

Ⅴ.主催者「とちぎノーマライゼーション研究会」とは
【伊藤さんより】
 とちぎノーマライゼーション研究会は、2001年3月、介護保険が始まり福祉住環境への関心の高まりを受けて開室した「とちぎ福祉プラザモデルルーム」の運営を行う組織として、特定非営利活動法人という形でスタートしました。
 障がい者や高齢者の生活支援を目的として、福祉用具の利用も含め住環境を生活機能に合わせて改善することの意義や考え方、方法論を普及することを会のミッションとし、福祉用具などの展示相談のほか、個別ケースでの住宅改修や福祉用具導入の支援、研修会への講師派遣や展示会などのイベント、全国レベルでの福祉用具関連委員会への参加、関連図書への執筆などの活動をしています。

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とちぎ福祉プラザ


NPO法人 とちぎノーマライゼーション研究会 (normalization.jp)

Ⅵ.とちぎノーマライゼーション研究会が介護ロボットの取り組みを始めた理由について
【伊藤さんより】
 介護ロボットの取り組みをはじめたきっかけは、令和3年にテクノエイド協会を介して受けた国の事業「介護ロボット地域フォーラム」で、展示会とシンポジウムを開催したことです。この実績から令和4年度の「介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム」事業への参加を声かけいただき、この事業のひとつのイベントとして2月14日に「とちぎ福祉用具・介護ロボット展示会」を開催しました。

【堀より】
 今後、とちぎ福祉プラザで介護ロボットのプラットフォームとして活動していくようですね。ハッピーネットもパロを通して、応援をしていけたらと思っています。

 Ⅶ. 宇都宮で夢ちゃんの活動紹介(2月~3月末)
 
パロの夢ちゃんを3月末日まで柏木さんに貸し出しました。柏木家には、猫ちゃんが2匹いるので、夢ちゃんは、基本的に福祉プラザのモデルルームで過ごしました。下記は、2月末に伊藤さんと柏木さんから頂いた活動報告です。これらの活動を通して、栃木県でパロやテクノロジーに関心を使った介護に関心を持つ人が増えることを願っています。

【伊藤さんから】
   今回、パロが宇都宮に来たのは、研究会を支援してくださる柏木さんの協力があったからで、夢ちゃんはすでに柏木さんのエスコートでデイサービスなどの福祉施設への訪問をしています。いずれの施設でも大人気、利用者さんだけではなくスタッフの方々にも癒しを届けているようです。

 3月は、基本的にはモデルルームにご来場の方々にご紹介したいと思いますが、時々は柏木さんとお出かけすることもあると思います。またSNSにも登場してもらって、ご希望があれば「出前PARO」を行いたいと考えています。


【柏木さんから】
 合計12か所、合計176名程の方と触れ合っていただきました。時系列で紹介をいたします。

-1. 2月7日 ミヤラジ福祉番組に伊藤勝規さん(前出)
 
ミヤラジのスタッフ5名、番組スポンサー、ゲスト2名にパロを紹介しました。
1名は「知っていたけど、本物に会うのは初めて」と喜んでました。6名はパロを見るのも聞くのも初めてとのことでした。
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ミヤラジ 中村パーソナリティ

-2. 2月8日 元養護学校教諭の友人 1名に紹介
 車の中でパロをハグし、癒し効果を体験してもらいました。
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-3. 2月13日 ケア&スポーツデイサービス
 代表の須藤さん、スタッフ5名に
パロを紹介。須藤さん以外はパロを知らない方でした。皆さん口々に「可愛い、すごい!」と大歓迎でした。
 ケア&スポーツデイサービスは3時間デイで、ノルディックウォークや少林寺拳法健康プログラムなどユニークなサービスを提供しています。
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-4. 2月14日 とちぎ福祉用具・介護ロボット展 (前出)
  展示会でのパロの認知度調査をしました。来場者全てに回答をしてもらえなかったですが、回答を得られた人は、次のようになりました。
 パロ初めて:57名(60%) 名前は知っている:6名 (6.3%) もっと知りたい!:32名(33.6%)
  
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  (堀の感想)2017年~2018年にかけて、パロのふれあい体験時に認知率調査を実施した時には、37.3%の認知率でした。想像以上に、認知率が低いことにショックです。
No. 19-2 Proceedings of the 2019 JSME Conference on Robotics and Mechatronics, Hiroshima, Japan, June 5-8, 2019

-5. 3月6日 ケアパレス宇都宮
  8月開所の特養 開設準備室に行き、 パロの資料を手渡し説明しました。

-6. TBC福祉教育センター
 事務局、受講者、老若男女30名に触れ合っていただきました。

(20〜60代後半)

・パロの鳴き声が変化する事で、非言語によるコミュニケーションがとれた事が良かった、
 楽しかった。

・パロが鳴くと事務局の誰かしか、「どうしたの〜?」とか「何?」など自然に声かけしてしまい、その度に自然に笑いが生まれて和やかな雰囲気になった。

・鳴き声を頼りにパロと触れ合い、子育て時代を思い出した。

・とにかくビジュアルの可愛さ。

・愛らしい仕草に癒された。

・すごい縫いぐるみだ。

・生き物より世話がかからず良い。

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-7.  3月24日  茨城県日立市 特養 成華園
   課長さんに紹介したところ、パロはつくばで展示されてるので、ご存知でした。

この施設はコロナ前はアニマルセラピーのボランティアを受け入れていました。

介護職員のリラックス効果への期待、また教育事業も行なっているので備品として導入を提案しました。(パロ資料お渡し)

特別養護老人ホーム 成華園 - 茨城県日立市 (seikaen-seiwakai.com)


-8. 3月29日 3TBC福祉教育センター 
   初任者研修のワークガイダンスで、受講生5名に紹介しました。
 40〜60代、男性3名、女性2名でした。60代女性の反応良かったですが、男性は若干冷ややかな印象でした。

  

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ウインクをする夢ちゃん

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こんな立派な所で

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-9. さくら市でパロとお花見
 ヨガ講師、保育士の友人 2人にパロを紹介しました。パロを連れて歩いていたところ、
未就学児2名が「パロだ!」と反応。本で見たらしく、まさか本物に会えるとはと大感激。
私も友人も驚きました。

お花見中に40〜70代の女性が声をかけてきてくれました。(6名ほど)ギネスに載っている
AIロボットと説明すると口々に可愛いのにすごいのね、と感想。
「とちぎテレビに出てたよね」と、声をかけてくださった方も2名。ローカルメディア恐るべし。

事前にパロ資料で簡単に説明したおかげで、友人2人はにわかハンドラー・パロ伝道師として対応してくれました。パロの写真を撮るお花見が、思いのほか、沢山の方との出会いに繋がりました。
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お花見 保育士の友人 癒されてます。


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ヨガ講師の友人 パロの伝道師!

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桜を楽しむ夢ちゃん
-10 3月30日  宇都宮市の特養「さくらの杜」
 職員さん4名、利用者さん12名程での外出レクのグループにもパロを紹介させていただきました。利用者さんに抱っこしていただきながらパロの簡単な紹介しました。4月5日に資料を届ける予定です。https://sakura-mori.jp/


-11  3月30日 宇都宮市まちづくりセンター
(通称まちぴあ https://u-machipia.org/ )
20〜40代職員、男性2名 女性2名に紹介しました。短時間の訪問だったので、まずは
認知してもらう事を目的にしました。

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まちぴあ(添付写真)副センター長

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窓口で夢ちゃん受付業務⁉︎

-12.  3月30日  サロンみんなの保健室
 代表 渡邊カヨ子さんに紹介しました。

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サロンみんなの保健室(添付写真)
代表 渡邊カヨ子さん

3月30日は、
とにかくパロを見て知って触れてもらう事だけを考えていました。
まさに『出前パロ』でした!

Ⅷ.最後に(堀より)

 栃木県での展示会が成功裏に終了したこと、パロが大好評だったとのことで、協力した甲斐があったと大変うれしく思っています。 また、パロを活発に紹介してくださった柏木さんや伊藤さん、パロをかわいがってくださった栃木県の皆様に心よりお礼を申し上げます。

 ハッピーネットは、パロが日本で定着しないことを悲しみ、パロの啓発活動や人材育成、調査・研究を(株)知能システムと協力して展開しています。なお、パロの販売はしていません。だからこそ、多くの人にパロのセラピー効果、パロの愛らしさや賢さを純粋な気持ちで勧めることができています。
 次回は、5月25日(木)~27日(土)愛知県名古屋市吹上ホールにて開催される「ウエルフェア2023」でパロの展示を担当いたします。開発者の柴田崇徳博士もどこかで顔を出されるとのことです。
ご都合のつく方は、ぜひお立ち寄りください。私やパロ・トレーナーで皆様をお迎えいたします。

チラシ

ウェルフェア2023 ~福祉・医療・健康の総合展~ | 【公式】名古屋市観光情報「名古屋コンシェルジュ」 (nagoya-info.jp)

もう1点!! パロ国際写真コンテスト開催中です。2024年のカレンダーにする写真を募集しています。皆様からのご応募をお待ちしております。
応募は
PARO+0224

応募は、ハッピーネットHPより。
笑み筋体操ハッピーネット - 笑み筋体操 ハッピーネット! (emikin.com)

かなり長文になりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
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こんにちは。ハッピーネット代表理事の堀です。
アバター
びっくりしました~。
2023年1月30日日本政府公式アカウントのフェイスブックおよびツイッターで、
な、なんと!!  パロのことが紹介されました~~。

ただし、海外向けサイトなので英語版です。

ということで、このブログでは日本政府のSNSで、パロがどのように紹介されたのかを
皆さんにお伝えしたいと思います。

なお、フェイスブックとツイッターのどちらも同じ動画が使われていますので、このブログは、
1.ツイッター、2.フェイスブック、3.動画の内容 4.もっとパロのことを知りたい方へ
の順に紹介をしたいと思います。

1.ツイッター日本政府公式ツイッター「パロ」

内閣府首相官邸アカウント
スクリーンショットです。
「Japan government organization」と書かれていますね。

←ツイッター文章
行動を学習し、個性を獲得するAIを搭載したコンパニオンロボット「PARO(パロ)」。国内では介護現場で、海外では#認知症や#PTSDなどの対策用医療機器として活用が始まっています。

AIST : HIIRI Topic Takanori Shibata
↑↑
なお、ツイッターでは、産業技術総合研究所のパロのページもリンクされています。







日本政府

←Japan government organizationをクリックすると、この画面になります。








2. フェイスブック: 日本政府公式FB「パロ」
 ツイッターよりも若干、文章が長いです。
日本政府FB

画像が小さいので、翻訳されている部分をコピペしました。↓↓

「快適な生き物」に新しい意味を与えるPAROはペットとアニマルセラピーの代替品として開発されたコンパニオンロボットです。 ベビーハープシール(タテゴトアザラシの赤ちゃん)をモデルに、一つ一つ手作業で作られており、顔の特徴などがあります。 所有者の好みに応じた行動を学び、個性を身につけることができるAIが搭載されています。

日本では介護でPAROが使われていますが、海外ではロボットが認知症やPTSD等に対処する医療機器として使用されていると見られています。 彼らは多くの人に楽しみと快適をもたらし、最近、感情的な支援を支援するためにウクライナからの難民に寄付されました。


3. 動画の内容
 では、動画でどのように紹介されているのかを見ていきましょう。

その1:パロが海外で医療機器であること、動作等
パロの紹介 動画

←ペットの代替やアニマルセラピーとして開発された、タテゴトアザラシの赤ちゃんをモチーフにしたかわいいロボットです。(ビデオ翻訳)











その2:アメリカ連邦政府のファンドで全額助成を受けてパロが導入された高齢者施設で認知症の女性
動画その2


←PAROはAIを搭載しており、オーナーの好みに合わせた行動を学習し、個性を身につけることができます。
(ビデオ翻訳)










その3:アメリカ退役軍人省病院でPTSDと認知症の元軍人(男性)
動画その3



←海外では、認知症やPTSDなどの医療機器として使用されています。(ビデオ翻訳)










その3:スウェーデン・カロリンスカ研究所附属病院小児病棟で人工呼吸器をつけている女の子
動画その4
















その4:ポーランドの精神科病院でウクライナの避難者の子供たちの「心の支援」
動画その5















その5:日本政府
動画その6

←なんだかかっこいいですね~













4. もっとパロのことを知りたい方へ
 A. 無料セミナー:パロ・ハンドラー研修会 2回/月 90分 zoom 
   次回は2月4日(土)10:30~

2022.12-2023.03

     申し込み:笑み筋体操ハッピーネット - 笑み筋体操 ハッピーネット! (emikin.com)

    この研修会のことをより詳しく知りたい方は下記のブログをご覧ください。↓↓

 「パロ・ハンドラー研修会」に参加してきました!|うちにはアザラシがいます (parosuke9.com)

  B. 有料セミナー:パロ・トレーナー養成講座 6時間の研修 対面式 随時開催
    3月11日10:30~18:00 受講料:ハッピーネット会員:9,900円  一般:19,800円

チラシ
 
チラシ裏

申し込み:笑み筋体操ハッピーネット - 笑み筋体操 ハッピーネット! (emikin.com)

   この研修会のことをより詳しく知りたい方は下記のブログをご覧ください。↓↓↓
パロ・トレーナー養成講座(中級)受講後の特典と、2種類の講座をご紹介|うちにはアザラシがいます (parosuke9.com)

「パロ・トレーナー」ってどんな人?養成講座、受講してきました|うちにはアザラシがいます (parosuke9.com)

【パロ・トレーナー養成講座】2022年4月2日・名古屋で開催決定!|うちにはアザラシがいます (parosuke9.com)

最後に・・・・
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 日本政府の公式SNSで紹介されたことは、パロのアンバサダー集団である私共にとっても、とても励みになりました。

最後までご覧いただき、ありがとうございました💛💜

アバターこんにちは。ハッピーネット代表理事の堀です。
 2022年11月13日から始まったパロを使った火星アナログ・ミッションによる
「隔離空間での心理的実験」が11月25日に終了しました~。


はじめに 
 この実験は、火星砂漠研究ステーション(MDRS: Mars Desert Research Station)というアメリカユタ州の砂漠の中にある火星協会(the Mars Society)が管理・運営する施設で、6名の女性クルーによって実施されました(写真)。
 2022年11月12日(日本時間)にパロの開発者の柴田崇徳博士(国立研究開発法人産業技術総合研究所)が実験開始についてアメリカのコロラド州でオンライン会見を開き、12日から14日にかけて各種マスメディアで紹介されました。ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか??
 ニュースをご覧になった方から、「なぜパロが火星に行くの?」とか、「唐突な話ですね」、「パロが火星に行って何をするの?」などの意見をいただきました。このブログの記事を通して、これらのご意見や質問に答えられたらと思っています。
中日新聞
←2022年11月12日中日新聞より

記者会見には、私やハッピーネットのパロ・トレーナーらもオブザーバーとして参加したんですよ~。







  この記事を書くにあたって、MDRSのHP(MDRS HP)を覗いたところ、11月25日付けでクルーによるミッションサマリーが掲載されていました。レポートでは、パロの好意的な感想が書かれていたので、うれしくなりました。 
 このブログでは、パロの実験のことを紹介しつつ、より深く理解していただくために、下記の目次に示すように、火星探査のこと、アナログ・ミッションのことなども含めて紹介したします。

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←MDRSのHPより


今回のアナログミッション「クルー268」の
6名の女性隊員。
女子会のような雰囲気で楽しそうですね。





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←このミッションのロゴ。かっこいいですね。
MDRSのHPより





スライド2
スライド3

Ⅰ.パロの有人火星探査に向けての実験~アナログ・ミッション
Ⅰ-1. アナログ・ミッションって??
 皆さんは、アナログ・ミッションという言葉をご存じでしたか??
ここで使う「アナログ(analog)」とは、アナログ時計やアナログ人間のように、デジタルと対比させた意味ではなく、「類似」とか「相似」の意味なんですよ~~。知らなかったな~~(-_-;)(-_-;)
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 アナログ・ミッションとは、南極、海、砂漠、北極、火山などの過酷な宇宙環境と物理的に類似した場所に研究施設を設置して(上記写真)、宇宙に行った時ののさまざまな側面をシュミレーションするための研究活動のことなんです。
 これらは米航空宇宙局(NASA)や火星協会などが所有及び運営しています。今回のパロの実験は、アメリカユタ州の砂漠の中にある火星協会運営のMDRSで行われました。
 
火星の映像 パーサヴィアランス

 この写真は、実際の火星の映像です。地球の砂漠の景色とそっくりですね。下記のyoutubeからのスクショしました。2021年2月の火星着陸の動画です。とっても感動的です。
 火星着陸の実写映像!パーサヴィアランス

Ⅰ-2. アナログミッションはどんな実験をするの???
 火星や宇宙での生活に対するリスクと、リスクの検証や対策のための実験を、NASA HPのAnalog Missionsのページを参考にして下記にまとめました。パロの実験は、赤丸で囲んだ「隔離-閉じ込め」に該当しているんですよ~~。   NASA アナログミッション

スライド12
スライド13
 パロの実験は、このような有人火星探査の計画に位置づけられていたことを知り、改めて実験の重みを感じています。

Ⅰ-3 有人火星探査で「隔離-閉じ込め」が問題となる理由
 長期間であること、地球との通信に時間がかかることなどが理由として挙げられます。
Ⅰ-3-1)長期間のミッション
 地球と火星の距離は、軌道の関係があるので一定ではないですが、平均約1億5800万マイルと言われています。距離だけ言われてもピンとこないのですが、片道180日~240日かかるようです。また、火星では2年間滞在するので、合計3年~3年4か月のミッションが想定されています。
 この期間、閉鎖空間で数名の隊員たち(最初は4名)で過ごすことになるので、隔離などによる孤独やストレスがたまりやすいです。メンタルヘルスが悪いと、仕事のミスにつながりやすく、宇宙空間の仕事のミスは生命の危機に直結しやすいので、対策は重要ですね。
スライド9

Ⅰ-3-2)通信上の問題
 地球と火星が最接近した時でも、光が地球と火星の間を移動するには3分2秒、往復には6分4秒かかるとのこと。3分2秒というと短いように感じますが、待つには辛い時間です。これでは、地球にいる家族や友人と会話をしようとしても逆にストレスが溜まってしまいます。
下記のサイトで、この約3分の時間を実感してください。

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←NASAゴダード宇宙飛行センター(Goddard Space Flight Center)の惑星科学者ジェームズ・オドノグエ(James O'Donoghue)製作:地球-月-火星に光が到着する時間のアニメーション

Ⅱ. そもそもなぜ火星??
   ところで、なぜ火星探査なのか、それも無人ではなく、有人火星探査なのでしょうか?
Ⅱ-1  太陽系における火星の位置
 まずは、地球と火星は近いということがあげられます。高校か中学で、太陽系の惑星として、水・金・地・火・木・土・天・海(冥)を覚えましたよね。下図で見てもわかるように、火星は地球の隣に位置します。火星は、地球よりも小さいんですね~~。
スライド23



←せんだい宇宙館HPより
せんだい宇宙館






Ⅱ-2 火星探査の背景や計画を調べてみました
Ⅱ-2-1)  火星探査の背景
 月に次いで火星が探査計画に上がったのは、火星が地球から最も近距離にある「生命の存在条件を満たした惑星(ハビタブルプラネット)」ということが大きいようです。
 臼井寛裕, 宮本英昭:次世代火星探査計画に向けて:探査史および将来探査計画, 地球化学 48, 221‒230(2014). 臼井 総説

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Ⅱ-2-2)火星探査の目的
 火星協会のHPを参考に下記のスライドにまとめました。ざっくり言うならば、科学的調査と人類の活動圏を広げることのようです。
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Ⅱ-3 火星探査計画の歴史は??
Ⅱ-3-1) 火星探査計画の推移

 火星探査の歴史は、今回、初めて勉強しました。想像以上に昔から計画されていたのですね~(Wikipedia 有人火星探査 有人火星探査
 1948年:ヴェルナー・フォン・ブラウンのグループ 火星への惑星間飛行への構想
 1989年:ブッシュ大統領(父)「月および火星の有人探査構想」発表。予算不足のため断念。
 2004年:ブッシュ大統領(息子)「宇宙探査の将来」を発表。有人火星探査の可能性を探る。
Ⅱ-3-2)  火星探査船のロードマップ(2018年時点) 
 2018年時点での火星探査船のロードマップとして、①2000年代の「水およびその痕跡の発見」、②2010年代の「ハビタブル(生命の存在)環境の理解」、③2020年代の「生命の痕跡の発見」が提示されていました(下図)。このロードマップに従って、現在も火星サンプルリターン計画や有人火星探査計画に向けて、着々と準備が進められています。
 なお、2000年代初頭まではほぼアメリカにより主導されてきたようですが、2005年のESA(欧州宇宙機関)による火星探査機「Mars Express」の成功を受け、国際協調の時代に突入したとのこと。ちなみに、2020年のアラブ首長国連邦の探査機「Hope」は、な、なんと
日本の種子島から打ち上げられたんですよ~。知りませんでした(-_-;)。UAE種子島から打ち上げ 
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臼井寛裕 「火星地下圏探査の科学的意義および戦略」:  日本惑星科学会誌「遊・星・人」第27巻(2018)4号の図に日本語訳を追記 臼井 火星探査歴史
  
Ⅱ-3-3)火星探査の最新情報
 2021年2月に火星探査車・パーサヴィランスが火星に着陸し、岩石などのサンプル採取を進めているようです。火星サンプルリターン計画が着々と進められていますね。また、5月には宇宙用ドローンが初飛行しました。地球と異なる大気や重力下でドローンを飛ばすのは大変なことらしいです。写真を見る限りは、地球の砂漠でドローンを飛ばしているだけのように見えますが。。

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←youtube宇宙最新チャンネル
【4K】火星着陸の実写映像!パーサヴィアランスが生命の真理を探る旅が始まる!Perseverance Mars landing footage
よりスクショ 火星着陸 


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←2022年4月宇宙ドローン初飛行
youtube First Video of NASA’s Ingenuity Mars Helicopter in Flight, Includes Takeoff and Landing (High-Res)よりスクショ
火星初ヘリコプター



 ところで、数年前まで2030年頃に打ち上げと言われていましたが、2022年3月28日に米航空宇宙局(NASA)のネルソン局長は、有人火星探査について「2040年までに人類が火星を歩けるようにするのがわれわれの計画だ」と述べ、延期が示されました。(人火星探査)やはり、予算の関係でしょうか? 

Ⅲ これまでのパロに関する宇宙関連活動
Ⅲ-1  パロを有人火星探査船に!!の原点
 パロの開発者の柴田崇徳博士がマサチューセッツ工科大学(MIT)人工知能研究所で動物型ロボットによるロボット・セラピーの研究のために「感情的人工生物プロジェクト」のリーダーとして出稼ぎに行っていた時(1995~1998年)の上司のRodney Brooks教授が、火星探査ロボットに携わっていたことから、「人類が火星に行くときには、自分が開発するセラピー・ロボットも同乗させたい」と夢を抱いていたとのこと。
 パロの第1世代は、1998年にMIT人工知能研究所で柴田崇徳博士が手造りし、発表されました。でも、若かりし頃の柴田博士、可愛いいですね~。
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←2022年11月14日に放映されたパロの実験開始についての日テレのニュースからスクショ
NNNニュース






 上記のRodney Brooks教授は、世界で初めて1997年に火星に送られて、多くの写真などを地球に送った無人火星探査ロボット・ローバー「ソジャナー」をNASAと共に開発し、また、お掃除ロボット「ルンバ」で有名なiRobot社の創業者です。凄い方なのですね~

Ⅲ-2  パロに関する宇宙関連の活動
 開発者の柴田博士は、JAXA(宇宙航行研究開発機構: Japan Aerospace Exploration Agency)の協力を得て、2006年に南極「昭和基地」での実験を皮切りに、宇宙関連の展示会での展示や講演をしたり、アンケート調査を実施したりしてきました(下図)。パロがアナログミッションの実験に選ばれたのは、パロの世界各国での臨床研究だけでなく、このような地道な努力があったのですね。
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Ⅳ. MDRSでのパロを使った実験について
Ⅳ-1-1 MDRSの生活環境
 MDRAには2001年から数多くの国際的なチームが訪れ、さまざまな研究を実施してきました。過去にMDRSでミッションをしたクルーたちがyoutubeに投稿した動画から、MDRSの外部環境や施設の様子などをスクショしましたのでご覧ください。
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 居住棟は2階建てで、2階に7つの隊員用の個室があり、ベッドと机、棚があるだけです。今回のパロの実験では、この個室にパロを置いて触れ合ってもらったそうです。ところで、火星では野菜を自給自足する計画とのことで、グリーンハブ(温室)では、野菜を育てています。火星には水があるとのことなので、それを使うのかなあなどといろいろ想像しながら動画を見ていました。
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上記の写真の出典先のyoutubeの動画です。↓↓
①MDRSでの隊員たちがどのような仕事をして、生活するのか把握するのに役立ちます。ボランティア募集
米国ユタ州火星模擬実験基地MDRSの施設案内:日本語吹替版
MDRS Crew 245による火星砂漠研究ステーションのツアー
②MDRSが設置されている砂漠環境を知るのに役立ちます。
MDRS - M.A.R.S Uclouvain 2022 - Tharsis Mission
③2014年には日本人クルーの参加がありました。
Team Nippon 米国火星模擬生活実験施Team Nippon

Ⅳ-1-2 MDRSでのクルーやボランティアの募集
 
MRDSでは、アナログ・ミッションの実験をするクルーやボランティアの募集しています。興味のある方は、ぜひ挑戦してみてください。MDRS募集
ボランティア募集

Ⅳ-2 パロを使った実験について
Ⅳ-2-1)実験の背景
 パロを使った実験を発案した人はペットを飼っているそうで、火星探査船にペットを乗せられないことから、パロを使うことを考えたそうです。下記の写真は、日テレのニュースのスクショです。
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 この話を聞いて、柴田博士著(2021年)が書いた論文のアメリカの看護師さんの事例を思い出しました(下記スライド)。彼は、コロナ患者さんの看護をしていました。このため、感染拡大を防ぐために、家族とペットを彼の実家に避難させ、彼は自宅でひとり暮らしを余儀なくされました。
 彼はやがて勤務終了後、自宅で極度の疲労感、ストレス、孤独感、抑うつ感、精神的苦痛を感じるようになったので、コンパニオンロボットを検討した結果、PAROを自費で購入しました。仕事から帰ってきてPAROと毎日接することで、精神的な苦痛が軽減されたとのことでした。
 火星探査のクルーはこの看護師さん同様、ストレスフルな環境で家族やペットと離れて暮らすことになるので、パロの効果が期待できそうですね。論文はこちらからダウンロードできます。柴田論文
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Ⅳ-2-2)実験の対象と方法
 この実験の対象は6名のクルーです(下表)。ベテランから学部学生でインターンをしながらエンジニアの修行中の人までいて、Ⅱ-2-2)火星探査の目的の「4.若者を育てる」に該当しているなあと思いました。国籍もアメリカ、イギリス、ブルガリアと国際的なチームでした。なお、下表の情報は柴田博士から頂きました。
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 パロを使うことで、隔離生活によるストレスや孤独がどのように変化するかを、下の図や写真の方法で、ウェアラブル・デバイス(スマートウォッチ)を使ってデータを採取し、行動記録と併せて分析がされます。既に調査を終えたので、どんな結果が出るかとても楽しみですね。
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 パロの評価は、Empatica社「EmbracePlus」で測定します。Empatica社はMITメディア研究所のスピン・オフのベンチャー企業で、EmbracePlusは、NASAなどから予算を得て「火星探査ミッション」のために開発され、受賞歴を持つ医療グレードのスマートウォッチです。
 脈拍数、脈拍数の変動性、IBI (心拍間隔)、皮膚温度、呼吸数、酸素飽和度、運動、休息、ストレス、およびその他のデジタル・バイオマーカーの同時モニタリングが可能だそうです。何千もの研究パートナー、機関、および患者によって使用されています。
empatica

スマートウォッチ

Ⅳ-3 ミッション中の様子
 下の写真は、開発者の柴田博士から提供されました。とっても楽しそう。

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Ⅳ-4 実験終了時のミッションサマリー
 11月25日付でミッションサマリーが、MDRSのHPのcurrent crew reportsのページに掲載されていました。パロに関する部分だけ下記に抜粋いたしました。ミッションサマリー
 なお、このレポートではパロの実験に興奮したということ、このデータは、将来のアナログミッションの研究をサポートするために役立つでしょうと記されていたことから、好印象な手ごたえを感じました。データの解析結果が楽しみですね。

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Ⅴ  パロを使ったアナログミッションの今後の予定
 この実験の結果は、2023年5月アメリカのアリゾナ州で開催される会議で発表されるそうです。また、実験はあと2回、ポーランドと南太平洋で実施される予定です。効果ありとされたら、いよいよ宇宙用パロの開発になります。どんな結果が出るか楽しみですね。

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おわりに
 今回、MDRSでパロの実験がされた背景には、火星探索計画や柴田博士の活動があったことを知りました。実験のニュースを聞いて、「なぜパロが火星に?」という質問に対して、このような背景があったからこそと胸を張って答えられそうです。
 また、この実験で、クルーは寝室でパロと触れ合いました。この方法を聞いて、そういえば、オーストラリアのMoyle ら(2020年の)が実施したRCT(randomized controlled trial)で、個室でパロと触れ合うというものがあったなあと思い出しました。こういった結果も、実験の方法に反映されているのでしょうね。
The Effect of Using PARO for People Living With Dementia and Chronic Pain: A Pilot Randomized Controlled Trial 
 あと2回の実験で良い効果がでて、パロが有人火星探査船に乗れることを祈っています。
アバター2
追記:neoさんの下記の2つのブログで宇宙用パロの話がされています。パロイベントでは、柴田崇徳先生が講演会の中で宇宙用パロの話をされたので、そのことも触れています。併せてお読みください。





会員限定記事なので、スクショを貼り付けておきます。↑↑
読売新聞12月24日夕刊




こんにちは。
ハッピーネット代表の堀です。

6月に引き続き、8月4日に日本大使館を通じて
2度目のパロの寄贈がされました。

ウクライナ難民とその子ども達に心の平安が訪れますように。

寄贈先は
ポーランドのプルシュコフのワルシャワ医科大学とマゾビア神経精神医学センター
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宮島昭雄駐ポーランド特命全権大使から
贈呈 宮島昭夫 - Wikipedia

写真 下記②のリンク先より
プルシュクフ病院、患者のストレス解消のため、愛らしいロボット「セラピー用アザラシ」を採用
The first News 掲載


注目
な、なんと!!
今回のパロは、日の丸のタグをつけているんですよ~。
日の丸パロ

写真 下記②のリンク先より
プルシュクフ病院、患者のストレス解消のため、愛らしいロボット「セラピー用アザラシ」を採用
The first News 掲載

ヨーロッパ用医療機器「パロ」が寄贈されました


<これまでの経過>
6月にパロ4体を、ポーランドの2カ所の医療機関に
(株)知能システムが大使館を通じて贈呈。
贈呈先:ワルシャワ医科大学とマゾビア神経精神医学センター
この事は日本のメディアでも多数紹介されました。

詳細はまめ母さんの記事をご覧ください。
パロ「人の心の支援」〜ウクライナ支援〜 : ハッピーネットのblog


贈呈後、幼稚園や病院で心の支援として使われている様子が、
6月に日本のメディアで多数紹介されました。
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出典:https://news.ntv.co.jp/nnn/101eb9j8qkkjyqvy0bt

ただし、すでにリンクは切れて入れ映像を見ることができません。





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出典:https://news.ntv.co.jp/nnn/101eb9j8qkkjyqvy0bt

ただし、すでにリンクは切れて入れ映像を見ることができません。




やはりまめ母さんの記事を書いていますので、ご覧ください。
パロ「心の支援」続報 : ハッピーネットのblog


今回(8月)のパロの贈呈式の後、式典の参加者はウトラタ川の宮殿に
移動し、病院の患者さんが治療活動の一環として描いた絵画などの展示を見学したそうです。🍂🍁
この展示された絵画を観たいですね~~。🌷🌻🌷🌻

入院患者の作品展

写真 下記①のリンクより
ワルシャワのマゾヴィア地方庁舎HP掲載
















また、贈呈先の医療機関とは、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に対する
共同研究が始まっているとのこと。

今後の展開が楽しみですね~~


ポーランドで紹介されたサイトです。
①プルシュコフの病院の患者のためのPARO治療機器の引き渡し
ワルシャワのマゾヴィア地方庁舎HP掲載

https://www.gov.pl/web/uw-mazowiecki/przekazanie-sprzetu-terapeutycznego-paro-dla-pacjentow-szpitala-w-pruszkowie

②プルシュクフ病院、患者のストレス解消のため、愛らしいロボット「セラピー用アザラシ」を採用
The first News 掲載
Pruszków hospital adopts robotic ‘therapy seal’ to help relieve stress – The First News

③パロの対話型の白いアザラシを小児治療に役立てる。病院内でロボットが活躍
niezalezna掲載
https://niezalezna.pl/452557-interaktywna-biala-foka-paro-ma-pomoc-w-terapii-dzieciecej-robot-zaczyna-prace-w-szpitalu

④ぬいぐるみ型ロボットがプルシュクフ病院の患者を治療する
wyborcza.pl WARSZAWA 掲載
https://warszawa.wyborcza.pl/warszawa/51,54420,28758574.html#S.ga

⑤治療用ロボットがウクライナからの難民を支援します。ポーランドで初めてのPAROロボットです。
wprost Medycyna掲載
https://zdrowie.wprost.pl/medycyna/10739440/terapeutyczne-roboty-pomoga-uchodzcom-z-ukrainy-to-pierwsze-roboty-paro-w-polsce.html

こんにちは。
一般社団法人ハッピーネットの代表理事 堀容子です。

ヘルスケアヒーローズと言うyou tube番組で紹介された下記の番組が
1000回視聴となりました~~。

「海外で医療機器として認められるアザラシ型ロボット”PARO”とは 
一般社団法人ハッピーネット堀容子代表に聞きました」(2022年3月22日アップ)


1000回視聴











16分でパロの概略を知ることができます。
(5) 海外で医療機器として認められるアザラシ型ロボット”PARO”とは 一般社団法人ハッピーネット堀容子代表に聞きました - YouTube

4台のパロと、パロ・トレーナー(中級)である柴山さんと中村さんが出演しています。

パロは、左からころんちゃん(第9世代セラピー用)、昴君(第9世代ペット用)、
夢ちゃん(第9世代ペット用)、タママちゃん(第8世代ペット用)です。

少しづつですが、関心を持ってくださる人が増えて、嬉しいです。
ご視聴くださいました皆様に心よりお礼を申し上げます。

番組を制作してくださった「ヘルスケアヒーローズ」の皆様に感謝いたします。❤

撮影時の様子は下記をご覧ください。
YouTubeアップされました! : ハッピーネットのblog

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