こんにちは。
ハッピーネット代表理事の堀です。
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パロの開発者の柴田崇徳博士から最新情報が届いたので、紹介させていただきます。
量が多いので、2回に分けて紹介をいたしますね。

リンク先は英語のものが多いのですが、詳しいことは翻訳ソフトを活用してお読みください。
なお、ブログ内の写真は、リンク先のものをスクショさせていただいております。

1. 有人火星探査に向けての実験(アリゾナ大学Web Newsより)
 アリゾナ大学のにある有人火星探査の模擬実験(アナログミッション)をする施設にて、2回の実験が行われました。
 インクルージョン1:2023年4月27日~5月2日の6日間
 インクルージョン2:2023年5月10日~5月24日の15日間
 この
Web Newsは、インクルージョン1について報告しています。

実験場所
 
4人の乗組員が、アリゾナ大学のバイオスフィア2の敷地内にある、The Space Analog for the Moon and Mars( SAM)と呼ばれる施設で実験がされました。乗組員は、気密で加圧された居住空間に閉じこもって生活をしました。アナログの宇宙居住施設は世界中に12ほど存在しますが、ここのように密閉され、加圧されたものは他にはないとのことです。  

ビデオ3


4名の乗務員の紹介
 ★視覚的に記録したファインアート写真家でキュレーターのKlos氏
 ★循環器専門医でスキューバダイバー、宇宙愛好家であり、NASAの宇宙飛行士候補最終選考   に2度残ったEiman Jahangir氏 ミッション医療士官、
 ★環境制御と生命維持システムを専門とするBlue Originの航空宇宙システムエンジニアBailey Burns氏
 ★ミッションエンジニア、オハイオ州のボーリンググリーン州立大学で教鞭をとる言語学者   ミッション通信士官兼アクセシビリティ士官の
Sheri Wells-Jensen(視覚障害:全盲) 


ビデオ1


6日間の実験内容
 機械的および植物ベースの生命維持装置の実現可能性のテスト
 密閉された温室での食用作物の維持管理の学習
 密閉環境のマイクロバイオームの研究
 完全な圧力スーツを着て船外活動を行う際の道具の使い方の練習
 将来の居住環境の設計に役立つ高忠実度のコンピューターモデルのさらなる開発など


 6日間、すべての時間が観察され、説明されました。水のサンプリングから、気圧、酸素、二酸化炭素、湿度のモニタリングまですべてです。彼らはまた、ストレス管理に関する一連の心理学的研究を行い、写真と日記で毎日を記録しました。(←ストレス管理のひとつにパロが用いられました

ビデオ2

 今回は、IRBを通した正式な実験として、クルーのストレスについて評価を行ったそうですが、結果等が発表されるのは、かなり先になるとのことです。結果が大変楽しみですね~。


まとめ
 パロの有人火星探査に関する実験は、2022年の11月にもアメリカのユタ州で実施されました。 これに関しては、下記のブログをお読み下さい。有人火星探査とは何かについても詳しく書いています。(米ユタ州)火星探査に向けてのパロの実験終了~~ : ハッピーネットのblog  次の記事は、ウクライナ避難民へのパロの心の支援に関するものです。これも以前、ブログで紹介しており、その続報になります。 パロ「人の心の支援」〜ウクライナ支援〜 : ハッピーネットのblog パロ「心の支援」続報 : ハッピーネットのblog ウクライナ難民の心の支援 その2:6体目のパロ寄贈 : ハッピーネットのblog